住宅コラム
住宅コラム5回目「ライフスタイルと夢の器」
-
限定連載コラム5回目「ライフスタイルと夢の器」です。 五十嵐 宜しくお願いします。
-
前回の話では無理な資金計画は避けましょうという話でした。
五十嵐 はい、そうでした。
ですので今回は『土地選びの前にプラン検討を!』という内容でお話をさせてください。 -
宜しく御願いします。
五十嵐 通常は土地を購入してから建物を考えるという進み方が多いのですが、当社としては、逆に進める方法をお勧めしています。 -
というのは?
五十嵐 必要な建物の大きさと総額を把握しておけば、それに必要な土地大きさや価格も明確になります。そのためには過不足ない必要な要件などを知っておくと、必要の無い機能のために無駄な出費をしてしまう事などを上手に抑えられます。 -
必要な要件ですか。
五十嵐 そうです。
それはご家族にとっての住まいに必要とされる「ライフスタイル」や夢のマイホームの実現の為の設計図であったりをまとめたものということです。 -
夢の実現の為の設計図ですか、なるほど「間取り」のことでしょうか。 五十嵐 他にも、念願の一軒家でペットを飼ってみたい、というものや、アウトドア用品を簡単に出し入れするための車庫に近い物置や子供のランドセルが置けるような玄関収納、あるいは子供が帰ってきたことが台所にいるお母さんにわかるような階段の配置ですとか。
家族のみんなが楽しく集まれる場所や暮らしやすさを考えてみるといったものをまとめておくことです。 -
折角の自由設計ということで、個性的な家を考えてしまいそうですがそれはまさに注文住宅ならではの、オーダーメードですね。
まるで自分の体のラインを綺麗に出すような皺のよらないスーツのような。
五十嵐 そうですね。
少し贅沢してシアタールームや音楽室も素敵かも知れませんね。
また逆に多目的部屋を用意したり、あるいは狭くとも機能的な浴室を用意したりと、夢と現実とのギャップを埋める必要も出てくる所でもあります。
お望みのライフスタイルや、マイホームで叶えたい夢への最大限の歩み寄り。それらを整理することが出来れば、建物の適正サイズもわかり、当然、ほぼ同時に総額予算も出てきます。
そして、その家ための土地を用意しましょう、という考え方です。 -
なるほど。たしかに過不足なさそうです。 五十嵐 土地にも出物もありませんし、またタイミングが勝負の時もあります。
ですので、この方法を取れば、どんな土地が必要なのか理解できることで土地探しもしやすくなりますし目ぼしい土地があった時の対応も早くできます。
また、逆に良くあるトラブルも避けることが出来ます。
たとえば、安い土地があったなどの理由で、慌てて土地を買ってしてしまったが、いざ建物を建てようとした時に、建築制限や条件によっては欲しかった部屋の大きさや望んでいた暮らし方ができる家にならない、などといった悲しいことも避けられるわけです。
-
建築制限などは難しそうですね。おそらくお隣への陽射しへの考慮、計算も必要ですよね。建ぺい率いっぱいに建てられないと、急に判ってしまったら怖いですね。
五十嵐 夢のマイホームを現実にしようとする事は、おそらく一生で一度の大きな買い物になるでしょう。ですので家づくりの1歩としてお近くの工務店さんにご相談していただく事をお勧めします。
-
契約を約束できない段階でも宜しいのでしょうか?
それこそ建築士さんに頼むと、デザイン料、コンサルタント料なども掛かるようで申し訳ない気もします。
五十嵐 当社ではプラン提案と総額を見積りする費用は頂きません。
まだ何も決めていない段階でも家づくりへの関心が出てきたところで初めの1歩として構造見学会やセミナーに参加するだけでもいろいろな発見や参考になるところがあると思います。
私達工務店もしっかりと満足いただける家を引き渡しする為にもまた当社の理念と使命としても、これから家づくりを考えている方にはとことんお付き合いしたいですし。 -
前回の「ライフプラン」ではありませんが、余りに漠然としている段階でも、いや或いはその段階だからこそ、相談に行くのも勉強になりそうですね。年の取り方や、目標や将来像なども必要な物も整理できそうです。
五十嵐 そうですね、是非、セミナーや展示会に足を運んでいただいたり、あるいは気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
マイホームドクターを謳っている当社ですから、家づくりのお役に立てると思います。
-
どういった家に住みたいといった具体的な要望がない場合は困りますね。
五十嵐 当社でもいま注文住宅以外にも規格型住宅というものを準備しております。
自由設計ではありませんので、変更は出来ませんが、具体的なお住まい方の提案ができると思います。その規格型プランの中からご自分に会ったものを選ぶことも1つの方法です。
-
それは簡単ですね。
五十嵐 完全自由設計の商品にしても、規格型の商品にしても、どちらも素敵な夢の器になるように努めております。 -
規格型住宅に関して、発表される時を楽しみにしております。今回も、有難うございました。 五十嵐 有難うございました。
家づくりについてのご質問はお気軽に!